Video Unité

映像’26「それでも働きたい~障がい者の就労と尊厳~」_banner

【映像’26「それでも働きたい~障がい者の就労と尊厳~」】

映像’26「それでも働きたい~障がい者の就労と尊厳~」_thumbnail

「おはようございます」と職場で笑い合い、誰かの役に立つ。そんな当たり前の明日を夢見て、彼女は40件もの不採用通知を受け取ってきた。
滋賀県大津市に暮らす深田澪音さん、22歳。脳性まひによる重度障がいを抱えながらも、幼い頃から地域の合唱団へ参加。高校では生徒会活動に打ち込み、自ら障がいについての啓発イベントも企画した。その後短期大学へ進むなど、自ら社会参加の道を切り開いてきた。

しかし、前向きに就職活動に挑む彼女の前に、冷たい「制度の壁」が立ちはだかる。
日常生活の介助は月数万円で済むのに、職場でヘルパーを頼むと原則助成対象外となり、月30万~40万円もの負担がのしかかるのだ。それはまるで、国から「外に出ず、家の中にいなさい」と告げられているかのような理不尽なルールだった。

ヨーロッパでは職場でのヘルパー利用を「権利」として、公的な支援制度を整えている国もあるなか、日本は2022年に国連から「職場でヘルパーを利用できるようにするべきだ」と勧告を受けた。しかし、今のところ状況は変わらないままだ。
なぜ、日本では尊厳を持って「働く」という当たり前の願いがこれほど遠いのか。
ひとりの女性の静かな挑戦と就労への道のりを通して、誰もが共に生きられる社会のあり方を考える。

SCROLL