【映像’20「食べて治す~重度アレルギーと親子の記録~」】
2020.10.25
年々増加する食物アレルギーのある子どもたち。かつては、「そのうち治る」、「少しくらい食べても大丈夫」と考えられがちだった食物アレルギーだが、重症になると原因食材が少量口に入っただけで、呼吸困難になる「アナフィラキシー」と呼ばれるショック症状を起こし、命をも脅かす。
大森佑人さん(21)は、最重症の乳アレルギーがあった。幼い頃、医師から「プールに1滴の牛乳が入っただけでショック症状が出る」と言われたほどだ。母の真友子さんは当初、乳製品を完全除去した食事を佑人さんに提供していたが、次第に疑問を感じ始める。そして佑人さんが、小学校低学年の頃、日本で本格的に”経口免疫療法”という治療が始まった。佑人さんほどの重症のアレルギー児が、この治療に挑むのは過去に例がなかったが、大森さん親子は治療を受ける決断する。
番組では、大森さん親子を通じて見えるアレルギー児のおかれた環境と課題を伝える。