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映像’23「双葉に暮らす~故郷をつなぐ在日コリアン建築士~」_banner

【映像’23「双葉に暮らす~故郷をつなぐ在日コリアン建築士~」】

在日コリアン3世で一級建築士の曹弘利さん(69)。阪神淡路大震災で、生まれ育った神戸・長田が灰燼に帰した悔しさが忘れられない。曹さんは国内外を問わず被災地を訪ねるようになり、ボランティア活動の傍ら、被災地の景色をスケッチに描いて現地の人々に贈ってきた。今、曹さんは福島県双葉町に拠点を構えている。3年前、東日本大震災と福島第一原発事故から約10年がたっても避難指示が解除されない双葉町を初めて訪ねた。放置された建物や街並みを目の当たりにして「この町の”現在”を記録して歴史として刻まねばならない」という使命感に駆られ、町内100か所以上をスケッチに描き町に寄贈した。
昨夏、11年半ぶりに町の一部の地区で町に人が住めるようになると、曹さんは復興住宅の一室を借りた。「本格的に双葉の町の住居や人々の営みの痕跡を記録するため」だった。スーパーマーケットもコンビニもない双葉町。しかし、誰の懐にも飛び込んで、並み外れた行動力を発揮する曹さんの周囲には、自然と地元の人々が集まるようになった。そして「”故郷”を再生するため」の新たなアイデアが芽生え、早くも実を結びつつある。
誰に頼まれるでもなく困った人がいれば手を差し出してしまう、ちょっと”おせっかいな建築士”曹弘利さんの奮闘ぶりを通じ、原発事故で”故郷”を奪われた人々の哀切さを描く。

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