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映像’21「新発見の価値 ~研究の対価を問う理由~」_banner

【映像’21「新発見の価値 ~研究の対価を問う理由~」】

 

「僕は、空襲を免れて生まれた。その時からずっと幸運」。

京都大学の本庶佑特別教授(79)が、何度も口にするのは、「幸運」という言葉だ。少年時代から秀才の誉れ高く、37歳の若さで大阪大学教授となりその後、母校の京大教授に…。ノーベル医学・生理学賞の受賞理由は、「がん免疫治療法の発見」だった。そしてこの発見が、医療の現場に革命を起こしたと称される免疫治療薬「オプジーボ」の開発につながる。無論、「幸運」だけでは、これほどまでの業績を残すとは、誰ひとりとして思いもしないが、本人は悠然とそう語る。

とにかく、直観の働く人物だ。半世紀前には、得体のしれない存在だった「免疫」を生涯のテーマとし、第一線で活躍し続け「オプジーボ」の鍵となる分子の発見をがん治療に結び付けた。

その「幸運」な研究者はいま、共同研究のパートナー企業を訴えている。その真意はどこにあるのか…。「新発見の価値」の行く先を考える。

 


 

• 第58回ギャラクシー賞 テレビ部門 奨励賞 受賞

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