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映像’18「フジヤン、94歳 ~ある助産師が伝える言葉~」_banner

【映像’18「フジヤン、94歳 ~ある助産師が伝える言葉~」】

 

22歳で助産師になり73年、取り上げた赤ちゃんの数は4000人以上。坂本フジヱさん、94歳。子供の頃から親しみを込めて「フジヤン」と呼ばれてきた。いまも和歌山県田辺市で助産所を営む日本最高齢の助産師だ。ガラガラと引き戸を開けると、テレビのある居間がひとつ、その奥に簡単な診察室がある。フジヤンの助産所に特別なものは何ひとつない。「お産は特別なものでなく、自然なもの」。そのポリシーが、シンプルな助産所の構えから伝わる。 「陣痛は赤ちゃんの言葉やから、その思いに任せたらいい。早く出したいからって、すぐ促進剤打つのは、あんまり良くない。赤ちゃんが、子宮から産道を通って、お母さんと一緒に頑張って世の中に出てくる。その達成感は、赤ちゃんに一生続くんや。もちろん何かあれば、医療が必要やけど…」。近所の家で産むような感覚を求めて、東京から訪れる妊婦もいる。

番組では、フジヤンのもとに分娩だけでなく、育児相談に訪れる人たちの話にも耳を傾ける。核家族化が進んだいま、インターネット情報の氾濫が、親たちを悩ませる現状。そして、最高齢の助産師として「生」を見つめ続けるフジヤンの日々を通して、出産とは、子育てとはなにか、を考える。

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