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映像’24「たゆたえども沈まず~妻を介護する夫の日々~」_banner

【映像’24「たゆたえども沈まず~妻を介護する夫の日々~」】

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岐阜県大垣市に住む桐山淳さん(85)は、80歳の妻、信子さんをひとりで介護しています。信子さんは50歳の時にくも膜下出血で手術し、のちにパーキンソン病と認知症を発症しました。「うまく介護サービスを使いながら日々、過ごすことが出来ている」と話す桐山さん。咀しゃくができない信子さんのために食べ物をペースト状にして、食べさせています。いまの心配事は、「口から食事がとれなくなること」。けれどある日、信子さんは、誤えん性肺炎を発症し、緊急入院することに。

「老々介護」の末の悲劇は、あとを絶ちません。2022年には、神奈川県の海に車いすごと79歳の妻を突き落として殺害したと82歳の夫が逮捕されました。40歳を前に妻が脳梗塞で倒れ以降、「死ぬまで妻の面倒を見る」と決め、献身的に介護を続けてきたそうです。けれど、高齢となり自身の体調不良もあって「事件の2、3日前には、一緒に海に飛び込み死のうと考えるようになった」と裁判の中で告白しました。

超高齢化社会の中で、いかに「老い」どのように「介護」と向かい合うか…。信子さんが誤えん性肺炎で入院し、再び我が家に帰るまでをつぶさに描きながら「老いを味わえば良い」と話す淳さんの日々を見つめます。

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